配信者必見 1440p ゲーミングPC 推奨スペック解説

目次

1440p配信に必要なスペックの全体像

1440p配信に必要なスペックの全体像

配信とゲームを同時処理する負荷を理解する

1440p解像度でのゲーム配信は、グラフィックボードとCPUの両方に高い負荷をかける作業です

ゲームを快適に動かしながら、同時にエンコード処理を行い、視聴者に高画質な映像を届けるには、各パーツが配信に最適化されたバランスを持つ必要があります。

配信者の多くが「ゲームは動くのに配信すると重くなる」という悩みを抱えていますが、これはスペック不足というよりも、パーツ選定のバランスが配信用途に合っていないケースが大半なのです。

1440p配信では、フルHD配信の約1.8倍のピクセル数を処理することになり、グラフィックボードへの要求が格段に上がります。

さらに配信ソフトウェアがCPUまたはGPUエンコーダーを使用するため、ゲーム用のリソースを奪い合う形になってしまいますよね。

人気PCゲームタイトル一覧


ゲームタイトル 発売日 推奨スペック 公式
URL
Steam
URL
Street Fighter 6 / ストリートファイター6 2023/06/02 プロセッサー: Core i7 8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: RTX2070 / Radeon RX 5700XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Monster Hunter Wilds
/ モンスターハンターワイルズ
2025/02/28 プロセッサー:Core i5-11600K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce RTX 2070/ RTX 4060 / Radeon RX 6700XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Apex Legends
/ エーペックスレジェンズ
2020/11/05 プロセッサー: Ryzen 5 / Core i5
グラフィック: Radeon R9 290/ GeForce GTX 970
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
ロマンシング サガ2
リベンジオブザセブン
2024/10/25 プロセッサー: Core i5-6400 / Ryzen 5 1400
グラフィック:GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570
メモリ: 8 GB RAM
公式 steam
黒神話:悟空 2024/08/20 プロセッサー: Core i7-9700 / Ryzen 5 5500
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5700 XT / Arc A750
公式 steam
メタファー:リファンタジオ 2024/10/11 プロセッサー: Core i5-7600 / Ryzen 5 2600
グラフィック:GeForce GTX 970 / Radeon RX 480 / Arc A380
メモリ: 8 GB RAM
公式 steam
Call of Duty: Black Ops 6 2024/10/25 プロセッサー:Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X
グラフィック: GeForce RTX 3060 / GTX 1080Ti / Radeon RX 6600XT
メモリー: 12 GB RAM
公式 steam
ドラゴンボール Sparking! ZERO 2024/10/11 プロセッサー: Core i7-9700K / Ryzen 5 3600
グラフィック:GeForce RTX 2060 / Radeon RX Vega 64
メモリ: 16 GB RAM
公式 steam
ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE 2024/06/21 プロセッサー: Core i7-8700K / Ryzen 5 3600X
グラフィック: GeForce GTX 1070 / RADEON RX VEGA 56
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ファイナルファンタジーXIV
黄金のレガシー
2024/07/02 プロセッサー: Core i7-9700
グラフィック: GeForce RTX 2060 / Radeon RX 5600 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Cities: Skylines II 2023/10/25 プロセッサー:Core i5-12600K / Ryzen 7 5800X
グラフィック: GeForce RTX 3080 | RadeonRX 6800 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ドラゴンズドグマ 2 2024/03/21 プロセッサー: Core i7-10700 / Ryzen 5 3600X
グラフィック GeForce RTX 2080 / Radeon RX 6700
メモリー: 16 GB
公式 steam
サイバーパンク2077:仮初めの自由 2023/09/26 プロセッサー: Core i7-12700 / Ryzen 7 7800X3D
グラフィック: GeForce RTX 2060 SUPER / Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
ホグワーツ・レガシー 2023/02/11 プロセッサー: Core i7-8700 / Ryzen 5 3600
グラフィック: GeForce 1080 Ti / Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
TEKKEN 8 / 鉄拳8 2024/01/26 プロセッサー: Core i7-7700K / Ryzen 5 2600
グラフィック: GeForce RTX 2070/ Radeon RX 5700 XT
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
Palworld / パルワールド 2024/01/19 プロセッサー: Core i9-9900K
グラフィック: GeForce RTX 2070
メモリー: 32 GB RAM
公式 steam
オーバーウォッチ 2 2023/08/11 プロセッサー:Core i7 / Ryzen 5
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 6400
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
Monster Hunter RISE: Sunbreak
/ モンスターハンターライズ:サンブレイク
2022/01/13 プロセッサー:Core i5-4460 / AMD FX-8300
グラフィック: GeForce GTX 1060 / Radeon RX 570
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
BIOHAZARD RE:4 2023/03/24 プロセッサー: Ryzen 5 3600 / Core i7 8700
グラフィック: Radeon RX 5700 / GeForce GTX 1070
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam
デッドバイデイライト 2016/06/15 プロセッサー: Core i3 / AMD FX-8300
グラフィック: 4GB VRAM以上
メモリー: 8 GB RAM
公式 steam
Forza Horizon 5 2021/11/09 プロセッサー: Core i5-8400 / Ryzen 5 1500X
グラフィック: GTX 1070 / Radeon RX 590
メモリー: 16 GB RAM
公式 steam

配信用PCと通常のゲーミングPCの違い

通常のゲーミングPCはゲームプレイのみを想定していますが、配信用PCではエンコード処理という追加タスクが常に走り続けます。

OBS StudioやStreamlabs OBSといった配信ソフトは、リアルタイムで映像をエンコードしながらTwitchやYouTubeなどのプラットフォームへ送信するため、CPUまたはGPUの一部リソースを常に消費することが分かっています。

配信設定で「x264(CPU)」を選択した場合、CPUコア数とスレッド数が配信品質を左右します。

一方「NVENC(NVIDIA GPU)」や「AMF(AMD GPU)」を選択すれば、グラフィックボードの専用エンコーダーが処理を担当するため、CPUへの負荷は軽減されますが、グラフィックボードには余裕が必要。

グラフィックボードの選び方

グラフィックボードの選び方

1440p配信に求められるGPU性能

1440p解像度でゲームを60fps以上で動かしながら配信するには、GeForce RTX5070Ti以上、またはRadeon RX 9070XT以上のグラフィックボードが推奨されます

これらのモデルはDLSS 4やFSR 4といった最新のアップスケーリング技術に対応しており、実質的なフレームレート向上が期待できるからです。

GeForce RTX5070Tiは、Blackwellアーキテクチャと第4世代RTコア、第5世代Tensorコアを搭載し、レイトレーシング性能とAI処理能力が大幅に向上しました。

GDDR7メモリによる高速帯域は1440p環境で真価を発揮し、重量級タイトルでも安定したフレームレートを維持できます。

さらにReflex 2による低遅延対応は、配信中の操作遅延を最小限に抑える効果があるため、FPSやバトルロイヤル系ゲームの配信者には特に重要。

Radeon RX 9070XTは、RDNA 4アーキテクチャと3rd世代レイトレ加速器、2nd世代AIアクセラレータを搭載し、FSR 4の機械学習ベースのアップスケーリングとフレーム生成技術を独占サポートしています。

GeForce系と比較すると価格面で優位性があり、コストパフォーマンスを重視する配信者にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。

NVENCとAMFエンコーダーの実力

GeForce RTX 50シリーズに搭載されたNVENCエンコーダーは第8世代に進化し、AV1コーデックに完全対応しました。

AV1は従来のH.264と比較して約30%高い圧縮効率を持ち、同じビットレートでもより高画質な配信が可能になります。

YouTubeやTwitchもAV1配信のサポートを強化しており、視聴者側の再生環境が整えば、配信者側の帯域を節約しながら高画質を実現できるわけです。

AMD側のAMFエンコーダーもRadeon RX 90シリーズで大幅に改良され、AV1エンコードの品質がNVENCに匹敵するレベルまで向上しています。

特にFSR 4との組み合わせでは、ゲーム内フレームレートを維持しながら配信品質を高められるため、AMD環境で統一する配信者も増加中。

推奨グラフィックボード一覧

配信用途における推奨モデルを性能順に整理すると、以下のような構成になります。

グラフィックボード 推奨用途 エンコーダー 価格帯
GeForce RTX5090 4K配信・最高設定 NVENC 8th 最上位
GeForce RTX5080 1440p最高設定配信 NVENC 8th 上位
GeForce RTX5070Ti 1440p高設定配信 NVENC 8th 中上位
Radeon RX 9070XT 1440p高設定配信 AMF AV1 中位
GeForce RTX5070 1440p中設定配信 NVENC 8th 中位
Radeon RX 9070 1440p中設定配信 AMF AV1 中下位

コストパフォーマンスを最優先するならGeForce RTX5070TiまたはRadeon RX 9070XTが最適解です
これらのモデルは1440p環境で必要十分な性能を持ち、配信エンコードにも余裕があります。
予算に余裕があればRTX5080を選択することで、より高いグラフィック設定や将来的な4K配信への移行もスムーズになるでしょう。

最新グラフィックボード(VGA)性能一覧


GPU型番 VRAM 3DMarkスコア
TimeSpy
3DMarkスコア
FireStrike
TGP 公式
URL
価格com
URL
GeForce RTX 5090 32GB 48401 101152 575W 公式 価格
GeForce RTX 5080 16GB 31960 77474 360W 公式 価格
Radeon RX 9070 XT 16GB 29973 66248 304W 公式 価格
Radeon RX 7900 XTX 24GB 29897 72862 355W 公式 価格
GeForce RTX 5070 Ti 16GB 27002 68400 300W 公式 価格
Radeon RX 9070 16GB 26348 59776 220W 公式 価格
GeForce RTX 5070 12GB 21819 56364 250W 公式 価格
Radeon RX 7800 XT 16GB 19801 50095 263W 公式 価格
Radeon RX 9060 XT 16GB 16GB 16462 39070 145W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 16GB 16GB 15899 37906 180W 公式 価格
GeForce RTX 5060 Ti 8GB 8GB 15762 37685 180W 公式 価格
Arc B580 12GB 14552 34652 190W 公式 価格
Arc B570 10GB 13661 30622 150W 公式 価格
GeForce RTX 5060 8GB 13124 32112 145W 公式 価格
Radeon RX 7600 8GB 10757 31499 165W 公式 価格
GeForce RTX 4060 8GB 10588 28366 115W 公式 価格

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56P

パソコンショップSEVEN ZEFT Z56P
【ZEFT Z56P スペック】
CPUIntel Core i7 14700F 20コア/28スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.10GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060 (VRAM:8GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースASUS Prime AP201 Tempered Glass ホワイト
マザーボードintel B760 チップセット ASRock製 B760M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z56P

パソコンショップSEVEN ZEFT Z59C

パソコンショップSEVEN ZEFT Z59C
【ZEFT Z59C スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265F 20コア/20スレッド 5.30GHz(ブースト)/2.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5060Ti 16GB (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:5000Gbps/3900Gbps KIOXIA製)
ケースDeepCool CH160 PLUS Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z59C

パソコンショップSEVEN SR-u9-8160B/S9ND

パソコンショップSEVEN SR-u9-8160B/S9ND
【SR-u9-8160B/S9ND スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285K 24コア/24スレッド 5.70GHz(ブースト)/3.70GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S100 TG
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN SR-u9-8160B/S9ND

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54ARS

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54ARS
【ZEFT Z54ARS スペック】
CPUIntel Core Ultra7 265KF 20コア/20スレッド 5.50GHz(ブースト)/3.90GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX4060 (VRAM:8GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P10 FLUX
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54ARS

CPUの選び方

CPUの選び方

配信に最適なCPUコア数とスレッド数

1440p配信では最低でも8コア16スレッド以上、理想は12コア以上のCPUを選択すべきです

ゲーム自体は6コアでも動作しますが、配信ソフトウェアがバックグラウンドで動作し、さらにDiscordやブラウザ、チャット管理ツールなど複数のアプリケーションを同時起動する配信環境では、コア数の余裕が配信品質の安定性に直結します。

x264エンコーダーを使用する場合、CPUエンコードのプリセットを「medium」以上に設定するには、高いシングルスレッド性能とマルチスレッド性能の両立が求められます。

一方、GPUエンコーダーを使用する場合でも、ゲームエンジンやOSのバックグラウンドタスクがCPUリソースを消費するため、コア数が少ないと配信中にフレームドロップが発生してしまいますよね。

最新CPU性能一覧


型番 コア数 スレッド数 定格クロック 最大クロック Cineスコア
Multi
Cineスコア
Single
公式
URL
価格com
URL
Core Ultra 9 285K 24 24 3.20GHz 5.70GHz 42807 2447 公式 価格
Ryzen 9 9950X 16 32 4.30GHz 5.70GHz 42562 2252 公式 価格
Ryzen 9 9950X3D 16 32 4.30GHz 5.70GHz 41599 2243 公式 価格
Core i9-14900K 24 32 3.20GHz 6.00GHz 40896 2341 公式 価格
Ryzen 9 7950X 16 32 4.50GHz 5.70GHz 38378 2063 公式 価格
Ryzen 9 7950X3D 16 32 4.20GHz 5.70GHz 38303 2034 公式 価格
Core Ultra 7 265K 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37076 2339 公式 価格
Core Ultra 7 265KF 20 20 3.30GHz 5.50GHz 37076 2339 公式 価格
Core Ultra 9 285 24 24 2.50GHz 5.60GHz 35455 2182 公式 価格
Core i7-14700K 20 28 3.40GHz 5.60GHz 35315 2218 公式 価格
Core i9-14900 24 32 2.00GHz 5.80GHz 33576 2192 公式 価格
Ryzen 9 9900X 12 24 4.40GHz 5.60GHz 32722 2221 公式 価格
Core i7-14700 20 28 2.10GHz 5.40GHz 32357 2087 公式 価格
Ryzen 9 9900X3D 12 24 4.40GHz 5.50GHz 32247 2178 公式 価格
Ryzen 9 7900X 12 24 4.70GHz 5.60GHz 29094 2025 公式 価格
Core Ultra 7 265 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28385 2141 公式 価格
Core Ultra 7 265F 20 20 2.40GHz 5.30GHz 28385 2141 公式 価格
Core Ultra 5 245K 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25311 0 公式 価格
Core Ultra 5 245KF 14 14 3.60GHz 5.20GHz 25311 2160 公式 価格
Ryzen 7 9700X 8 16 3.80GHz 5.50GHz 22960 2196 公式 価格
Ryzen 7 9800X3D 8 16 4.70GHz 5.40GHz 22948 2077 公式 価格
Core Ultra 5 235 14 14 3.40GHz 5.00GHz 20741 1846 公式 価格
Ryzen 7 7700 8 16 3.80GHz 5.30GHz 19399 1924 公式 価格
Ryzen 7 7800X3D 8 16 4.50GHz 5.40GHz 17634 1803 公式 価格
Core i5-14400 10 16 2.50GHz 4.70GHz 15958 1765 公式 価格
Ryzen 5 7600X 6 12 4.70GHz 5.30GHz 15204 1967 公式 価格

IntelとAMDの配信性能比較

Intel Core Ultra 200シリーズは、Lion CoveとSkymontのハイブリッドアーキテクチャを採用し、性能効率を重視した設計になっています。

NPUを統合したことでAI処理が強化され、配信中のノイズ除去やバーチャル背景処理などをCPU本体の負荷を抑えながら実行できるようになりました。

特にCore Ultra 7 265Kと265KFは、8Pコア+12Eコアの構成で、配信とゲームの負荷分散に優れた性能を発揮します。

AMD Ryzen 9000シリーズは、Zen 5アーキテクチャの採用により、前世代から約15%のIPC向上を実現しました。

特にX3Dモデルは3D V-Cacheによる大容量キャッシュを搭載し、ゲーム性能が飛躍的に向上しています。

Ryzen 7 9800X3Dは8コア16スレッドながら、キャッシュヒット率の高さから実質的なゲーム性能はコア数以上の働きを見せるため、配信者にとって非常に魅力的な選択肢。

推奨CPU一覧

配信用途における推奨CPUを性能とコストパフォーマンスで整理しました。

CPU コア/スレッド 推奨用途 価格帯
Core Ultra 9 285K/285KF 24コア/24スレッド 最高品質配信・マルチタスク 上位
Ryzen 9 9950X3D 16コア/32スレッド 最高品質配信・ゲーム特化 上位
Core Ultra 7 265K/265KF 20コア/20スレッド 高品質配信・バランス型 中上位
Ryzen 7 9800X3D 8コア/16スレッド 高品質配信・ゲーム特化 中位
Ryzen 9 9900X 12コア/24スレッド 高品質配信・マルチタスク 中位
Core Ultra 5 235/235F 14コア/14スレッド 標準品質配信・コスパ重視 中下位

配信用途でコストパフォーマンスが最も高いのはRyzen 7 9800X3DとCore Ultra 7 265K/265KFです
Ryzen 7 9800X3Dはゲーム性能に特化しており、GPUエンコードを前提とした配信環境で真価を発揮します。
一方、Core Ultra 7 265K/265KFはコア数が多く、CPUエンコードを使用する配信者や、動画編集も並行して行う配信者に向いているでしょう。

最高品質を求めるなら、Ryzen 9 9950X3DまたはCore Ultra 9 285K/285KFを選択することで、4K配信や複数プラットフォームへの同時配信、リアルタイムエフェクト処理なども余裕を持って実行できます。


メモリの選び方

メモリの選び方

配信に必要なメモリ容量

1440p配信では32GBのメモリ容量が標準、余裕を持たせるなら64GBを推奨します

ゲーム自体は16GBでも動作しますが、配信ソフトウェア、ブラウザでの配信管理画面、Discord、チャットボット、音声ミキサーソフトなど、配信に必要なアプリケーションを同時起動すると、メモリ使用量は簡単に20GBを超えてしまいますよね。

特に最新のAAAタイトルはVRAMだけでなくシステムメモリも大量に消費する傾向があり、例えばCyberpunk 2077やStarfieldといったオープンワールドゲームでは、ゲーム単体で12GB以上のメモリを使用するケースも珍しくありません。

配信中にメモリ不足が発生すると、OSがストレージへのスワップを開始し、フレームレートの低下やカクつきの原因になります。

DDR5メモリの速度と配信性能

現行のIntel Core Ultra 200シリーズとAMD Ryzen 9000シリーズは、どちらもDDR5メモリに対応しており、DDR5-5600が標準規格となっています。

DDR5はDDR4と比較してメモリ帯域が約1.5倍に向上しており、大量のデータを高速に読み書きする配信環境では、この帯域の広さが配信品質の安定性に寄与するわけです。

メモリ速度が配信に与える影響は、CPUエンコードを使用する場合に顕著に現れます。

x264エンコーダーは大量のメモリアクセスを伴うため、メモリ速度が速いほどエンコード処理が効率化され、CPU使用率の低減につながります。

GPUエンコードを使用する場合でも、ゲームデータの読み込みやシーン切り替え時のロード時間短縮に効果があるため、DDR5-5600以上のメモリを選択した方がいいでしょう。

パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R63G

パソコンショップSEVEN ZEFT R63G
【ZEFT R63G スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070 (VRAM:12GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake S200 TG ARGB Plus ホワイト
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II White
マザーボードAMD X870 チップセット GIGABYTE製 X870M AORUS ELITE WIFI7 ICE
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R63G

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54HT

パソコンショップSEVEN ZEFT Z54HT
【ZEFT Z54HT スペック】
CPUIntel Core Ultra9 285K 24コア/24スレッド 5.70GHz(ブースト)/3.70GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P10 FLUX
CPUクーラー空冷 サイズ製 空冷CPUクーラー SCYTHE() MUGEN6 BLACK EDITION
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (CWT製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Pro
パソコンショップSEVEN ZEFT Z54HT

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58T

パソコンショップSEVEN ZEFT Z58T
【ZEFT Z58T スペック】
CPUIntel Core Ultra5 235 14コア/14スレッド 5.00GHz(ブースト)/3.40GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースOkinos Mirage 4 ARGB Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードintel B860 チップセット ASRock製 B860M Pro RS WiFi
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT Z58T

パソコンショップSEVEN SR-ar9-9170R/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar9-9170R/S9
【SR-ar9-9170R/S9 スペック】
CPUAMD Ryzen9 7950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.50GHz(ベース)
メモリ32GB DDR5 (16GB x2枚 Micron製)
ストレージSSD 2TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースNZXT H9 Elite ホワイト
CPUクーラー水冷 360mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 360 Core II White
マザーボードAMD B650 チップセット ASUS製 TUF GAMING B650-PLUS WIFI
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar9-9170R/S9

推奨メモリ構成

配信用途における推奨メモリ構成は以下の通り。

  1. 標準構成:DDR5-5600 32GB(16GB×2)
  2. 推奨構成:DDR5-5600 64GB(32GB×2)
  3. ハイエンド構成:DDR5-6000 64GB(32GB×2)

メモリメーカーはMicron(Crucial)、GSkill、Samsungが人気で、BTOパソコンを購入する際はこれらのメーカーを選択できるショップを選ぶことをおすすめします。
特にCrucialとGSkillは相性問題が少なく、安定動作が期待できるため、配信用PCには最適。

ストレージの選び方

ストレージの選び方

配信録画とゲームインストールに必要な容量

配信用PCのストレージは最低でも1TB、推奨は2TB以上のNVMe SSDを選択すべきです

配信中にローカル録画を行う場合、1時間の1440p配信で約10〜15GBのファイルが生成されます。

毎日3時間配信すると月間で約900GB〜1.35TBのストレージを消費する計算になり、OSやゲームのインストール容量を考慮すると、1TBでは不足する可能性が高いわけです。

最新のAAAタイトルは1本あたり100GB以上の容量を要求するものも増えており、Call of Duty最新作やMicrosoft Flight Simulatorなどは150GB以上のストレージを占有します。

複数のゲームをインストールしながら配信録画も保存するには、2TB以上の容量が現実的な選択肢。

Gen.4とGen.5 SSDの配信性能差

現在主流のPCIe Gen.4 SSDは、読込速度が7,000MB/s前後、書込速度が5,000MB/s前後の性能を持ちます。

一方、最新のPCIe Gen.5 SSDは読込速度14,000MB/s超を実現していますが、発熱が非常に高く、大型ヒートシンクやアクティブ冷却が必要になります。

価格もGen.4の約1.5〜2倍と高額。

配信用途においては、Gen.4 SSDで十分な性能が得られるため、コストパフォーマンスを考えるとGen.4を選択するのが賢明です

配信録画の書き込み速度は実際には500MB/s程度で済むため、Gen.5の超高速性能を活かせる場面は限定的。

むしろ発熱対策にコストをかけるよりも、容量を優先した方が配信者にとっては実用的でしょう。

推奨ストレージ構成

配信用PCの推奨ストレージ構成を用途別に整理しました。

  1. 標準構成:PCIe Gen.4 NVMe SSD 1TB(システム+ゲーム)+HDD 4TB(録画保存)
  2. 推奨構成:PCIe Gen.4 NVMe SSD 2TB(システム+ゲーム+録画)
  3. ハイエンド構成:PCIe Gen.4 NVMe SSD 2TB(システム+ゲーム)+PCIe Gen.4 NVMe SSD 2TB(録画専用)

BTOパソコンを購入する際は、WD(WESTERN DIGITAL)、Crucial、キオクシアといった人気メーカーのSSDを選択できるショップを選ぶことが重要。
これらのメーカーは信頼性が高く、長時間の配信録画でも安定した書き込み性能を維持します。

冷却システムの選び方

冷却システムの選び方

配信中の発熱対策

長時間の配信では、CPUとGPUが高負荷状態を維持するため、適切な冷却システムが配信品質の安定性を左右します。

CPUやGPUの温度が上昇すると、サーマルスロットリングが発動し、性能が自動的に制限されてしまいますよね。

これが配信中に発生すると、フレームレートの低下やエンコード品質の劣化につながります。

Core Ultra 200シリーズとRyzen 9000シリーズは、前世代と比較して発熱が抑制されており、空冷CPUクーラーでも十分な冷却が可能になりました。

ただし、配信という長時間高負荷の用途では、冷却性能に余裕を持たせることが配信の安定性向上につながるわけです。


パソコン おすすめモデル4選

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FK

パソコンショップSEVEN ZEFT R60FK
【ZEFT R60FK スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードRadeon RX 9060XT (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake The Tower 100 Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850I Lightning WiFi
電源ユニット750W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R60FK

パソコンショップSEVEN ZEFT R67E

パソコンショップSEVEN ZEFT R67E
【ZEFT R67E スペック】
CPUAMD Ryzen7 7700 8コア/16スレッド 5.30GHz(ブースト)/3.80GHz(ベース)
グラフィックボードGeForce RTX5070Ti (VRAM:16GB)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースDeepCool CH160 PLUS Black
CPUクーラー水冷 240mmラジエータ CoolerMaster製 水冷CPUクーラー ML 240 Core II Black
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット850W 80Plus GOLD認証 電源ユニット (Silverstone製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN ZEFT R67E

パソコンショップSEVEN SR-ar9-9360D/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar9-9360D/S9
【SR-ar9-9360D/S9 スペック】
CPUAMD Ryzen9 9950X 16コア/32スレッド 5.70GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
メモリ16GB DDR5 (16GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースAntec P20C ブラック
CPUクーラー空冷 DeepCool製 空冷CPUクーラー AK400
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (外付け)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar9-9360D/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580H/S9

パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580H/S9
【SR-ar5-5580H/S9 スペック】
CPUAMD Ryzen5 8600G 6コア/12スレッド 5.00GHz(ブースト)/4.30GHz(ベース)
メモリ32GB DDR5 (32GB x1枚 クルーシャル製)
ストレージSSD 1TB (m.2 nVMe READ/WRITE:7250Gbps/6900Gbps WD製)
ケースThermaltake Versa H26
マザーボードAMD B850 チップセット ASRock製 B850M-X WiFi R2.0
電源ユニット650W 80Plus BRONZE認証 電源ユニット (COUGAR製)
無線LANWi-Fi 6E (IEEE802.11ax/11ad/11ac/11n/11a/11g/11b)
BlueToothBlueTooth 5
光学式ドライブDVDスーパーマルチドライブ (内蔵)
OSMicrosoft Windows 11 Home
パソコンショップSEVEN SR-ar5-5580H/S9

空冷と水冷の選択基準

空冷CPUクーラーは、メンテナンスフリーで信頼性が高く、コストパフォーマンスに優れています。

DEEPCOOLやサイズ、Noctuaといった人気メーカーの大型空冷クーラーは、TDP 200W級のCPUでも十分に冷却できる性能を持ち、静音性も高いレベルで実現しています。

配信中のマイク音声にファンノイズが乗るのを避けたい配信者にとって、静音性は重要な要素。

水冷CPUクーラーは、冷却性能の高さと見た目の美しさが魅力です。

特に360mmラジエーターを搭載した大型モデルは、オーバークロック運用や最高負荷時でも安定した冷却を提供します。

DEEPCOOLやCorsair、NZXTの水冷クーラーは、RGB照明を搭載したモデルも多く、配信画面に映るPC内部の見栄えを重視する配信者に人気。

配信用途では、静音性と冷却性能のバランスを考慮すると、大型空冷クーラーまたは280mm以上の水冷クーラーが推奨されます

予算に余裕があれば水冷を選択することで、長時間配信でも温度上昇を最小限に抑えられるでしょう。

PCケースの選び方

PCケースの選び方

配信者向けケースの選定ポイント

配信者のPCケース選びでは、エアフロー性能と見た目のバランスが重要になります。

配信画面にPC本体を映す配信者も多く、ケースのデザイン性が配信の雰囲気を左右する要素になっているわけです。

現在人気なのは、2面または3面が強化ガラス製のピラーレスケースで、PC内部のパーツやRGB照明を美しく見せられます。

NZXTやLian Li、Antecのピラーレスケースは、フレームの支柱を最小限にすることで視界を遮らず、内部のグラフィックボードやCPUクーラーを際立たせるデザインが特徴。

配信画面に映えるだけでなく、強化ガラスの透明度が高く、視聴者にもPC内部の美しさが伝わりやすい構造になっています。

エアフローと静音性の両立

配信用PCでは、冷却性能と静音性の両立が求められます。

高いエアフロー性能を持つケースは、フロントやトップに大型のメッシュパネルを採用していますが、メッシュ面積が大きいとファンノイズが外部に漏れやすくなってしまいますよね。

一方、静音性を重視した密閉型ケースは、内部温度が上昇しやすく、ファン回転数を上げる必要が出てくるため、結果的にノイズが増加する可能性があります。

この問題を解決するのが、フロントパネルに高級木材を使用したケースや、デザイン性の高い木製パネルケース。

Fractal DesignやCorsair、Lian Liの木製パネルケースは、木材の吸音効果により静音性を確保しながら、適度なエアフローも維持する設計になっています。

配信中のマイク音質を重視する配信者にとって、PCノイズの低減は音声品質向上に直結するため、木製パネルケースは理想的な選択肢といえるでしょう。

推奨ケース構成

配信者向けの推奨ケースを用途別に整理しました。

  1. 見た目重視:ピラーレスケース(NZXT、Lian Li、Antec)
  2. 静音重視:木製パネルケース(Fractal Design、Corsair、Lian Li)
  3. エアフロー重視:スタンダードメッシュケース(DEEPCOOL、COOLER MASTER、Thermaltake)
  4. RGB演出重視:RGBゲーミングケース(Corsair、ASUS、Fractal Design)

BTOパソコンを購入する際は、これらの人気メーカーのケースを選択できるショップを選ぶことで、配信スタイルに合ったPC環境を構築できます。

電源ユニットの選び方

電源ユニットの選び方

配信用PCに必要な電源容量

1440p配信用PCの電源容量は、搭載するグラフィックボードとCPUの消費電力を基準に決定します。

GeForce RTX5070Ti+Core Ultra 7 265Kの構成では750W以上、RTX5080以上を搭載する場合は850W以上の電源ユニットが推奨されます

配信中はCPUとGPUが同時に高負荷状態になるため、電源容量に余裕を持たせることで、電源効率の良い動作領域を維持できるわけです。

電源ユニットの効率は、負荷率50%前後で最も高くなる特性があります。

例えば、システム全体の消費電力が400Wの場合、800W電源を使用すれば負荷率50%で効率的に動作し、発熱も抑えられます。

一方、500W電源では負荷率80%となり、効率が低下して発熱が増加し、ファンノイズも大きくなってしまいますよね。

80PLUS認証と配信の安定性

電源ユニットの品質を示す指標として、80PLUS認証があります。

Bronze、Silver、Gold、Platinum、Titaniumの5段階があり、上位認証ほど変換効率が高く、発熱とノイズが少なくなります。

配信用途では、80PLUS Gold以上の認証を取得した電源ユニットを選択することで、長時間配信でも安定した電力供給が期待できます

特に重要なのは、12VレールのAmp数と安定性。

グラフィックボードとCPUは主に12Vレールから電力を供給されるため、このレールの品質が配信中のシステム安定性に直結します。

高品質な電源ユニットは、負荷変動時の電圧変動が小さく、急激な負荷変化が発生する配信環境でも安定した動作を維持できるでしょう。

推奨スペック構成例

推奨スペック構成例

コストパフォーマンス重視構成

予算を抑えながら1440p配信を快適に行える構成がこちら。

パーツ 推奨モデル
CPU Ryzen 7 9700X または Core Ultra 7 265KF
GPU GeForce RTX5070Ti または Radeon RX 9070XT
メモリ DDR5-5600 32GB(16GB×2)
ストレージ PCIe Gen.4 NVMe SSD 2TB
CPUクーラー 大型空冷クーラー(DEEPCOOL、サイズ)
電源 750W 80PLUS Gold
ケース スタンダードメッシュケース

この構成では、ゲーム設定を高〜最高に設定しながら、1440p 60fpsでの安定配信が可能です。
GPUエンコード(NVENC/AMF)を使用することで、CPU負荷を抑えながら高品質な配信を実現できます。
予算は約25〜30万円程度。

バランス重視構成

性能と価格のバランスを取った、多くの配信者におすすめできる構成。

パーツ 推奨モデル
CPU Ryzen 7 9800X3D または Core Ultra 7 265K
GPU GeForce RTX5080
メモリ DDR5-5600 64GB(32GB×2)
ストレージ PCIe Gen.4 NVMe SSD 2TB×2
CPUクーラー 280mm水冷クーラー(DEEPCOOL、Corsair)
電源 850W 80PLUS Gold
ケース ピラーレスケースまたは木製パネルケース

この構成では、最高設定での1440p配信が余裕を持って行え、将来的な4K配信への移行も視野に入れられます。
メモリ64GBにより、配信中の動画編集やマルチタスクも快適。
予算は約35〜40万円程度。

ハイエンド構成

最高品質の配信環境を求める配信者向けの構成がこちら。

パーツ 推奨モデル
CPU Ryzen 9 9950X3D または Core Ultra 9 285K
GPU GeForce RTX5090
メモリ DDR5-6000 64GB(32GB×2)
ストレージ PCIe Gen.4 NVMe SSD 4TB×2
CPUクーラー 360mm水冷クーラー(Corsair、NZXT)
電源 1000W 80PLUS Platinum
ケース ピラーレスケース(RGB対応)

この構成では、4K配信や複数プラットフォームへの同時配信、リアルタイムエフェクト処理など、あらゆる配信シーンに対応できます。
予算は約50〜60万円程度になりますが、プロ配信者として活動するなら投資する価値がある構成。

配信ソフトウェアの設定

配信ソフトウェアの設定

OBS Studioの推奨設定

1440p配信でOBS Studioを使用する場合、エンコーダー設定が配信品質を大きく左右します。

GeForce RTX 50シリーズを使用している場合、エンコーダーは「NVIDIA NVENC H.264」または「NVIDIA NVENC AV1」を選択し、プリセットは「Quality」、レート制御は「CBR」、ビットレートは8000〜10000kbpsに設定することが推奨されます

AV1コーデックは、H.264と比較して同じビットレートでも高画質を実現できるため、帯域に余裕がない配信者にとって有効な選択肢。

ただし、視聴者側の再生環境がAV1に対応している必要があるため、YouTubeやTwitchのプラットフォーム側のサポート状況を確認した方がいいでしょう。

配信プラットフォーム別の最適設定

Twitchでは、1440p配信のビットレート上限が8000kbpsに設定されているため、この制限内で最高品質を実現する設定が求められます。

一方、YouTubeは1440p配信で最大13000kbpsまでサポートしており、より高画質な配信が可能。

配信解像度は2560×1440、フレームレートは60fpsが標準ですが、動きの激しいFPSゲームでは60fpsを維持することが重要。

一方、RPGやシミュレーションゲームでは30fpsでも視聴体験に大きな影響はないため、ビットレートを抑えて画質を優先する選択もあります。

BTOパソコンと自作PCの選択

BTOパソコンと自作PCの選択

BTOパソコンのメリット

BTOパソコンは、パーツ選定からOS設定まで完了した状態で届くため、配信をすぐに始められるメリットがあります。

特に初めて配信用PCを構築する方にとって、パーツの相性問題やBIOS設定、ドライバーインストールといった技術的なハードルを避けられるのは大きな利点。

また、BTOパソコンショップでは、配信用途に最適化されたパーツ構成を提案してくれるため、自分でパーツを選定する手間が省けます。

保証期間中のサポートも充実しており、配信中にトラブルが発生した場合でも、迅速な対応が期待できるでしょう。

自作PCのメリット

自作PCは、パーツ選定の自由度が高く、予算配分を自分でコントロールできるメリットがあります。

例えば、グラフィックボードに予算を集中させ、ケースやCPUクーラーはコストを抑えるといった柔軟な構成が可能。

また、将来的なアップグレードも容易で、配信スタイルの変化に合わせてパーツを段階的に強化できます。

パーツの組み立て作業自体も、PCの仕組みを理解する良い機会になり、トラブル発生時の対処能力が向上します。

配信中にハードウェアトラブルが発生した場合、自作経験があれば原因の切り分けや応急処置が迅速に行えるため、配信の中断時間を最小限に抑えられるわけです。

結局どちらを選ぶべきか

配信をすぐに始めたい、技術的な知識に自信がない方はBTOパソコンを選択し、パーツ選定やアップグレードの自由度を重視する方は自作PCを選択するのが正解です

どちらを選んでも、本記事で紹介した推奨スペックを満たしていれば、1440p配信を快適に行える環境が構築できます。

BTOパソコンを購入する場合は、人気メーカーのパーツを選択できるショップを選ぶことが重要。

特にグラフィックボード、SSD、CPUクーラー、ケースは、メーカーによって性能や品質に差があるため、カスタマイズ時に妥協しない方がいいでしょう。

配信環境の最適化

配信環境の最適化

配信用モニターの選び方

1440p配信を行う場合、メインモニターは2560×1440解像度、リフレッシュレート144Hz以上のゲーミングモニターが推奨されます。

配信者は自分がプレイしている映像をリアルタイムで確認する必要があるため、高リフレッシュレートモニターによる滑らかな表示が、プレイ品質と配信品質の両方を向上させるわけです。

サブモニターとして、配信管理用のフルHDモニターを追加することで、OBSのプレビュー画面、チャット、配信統計情報などを同時に確認できます。

デュアルモニター環境は、配信中の視聴者とのコミュニケーションを円滑にし、配信品質の向上につながるでしょう。

配信用オーディオ環境

配信品質は映像だけでなく、音声品質も重要な要素。

視聴者の多くは、映像の多少のカクつきよりも、音声のノイズや途切れに敏感に反応します。

高品質なコンデンサーマイクやダイナミックマイクを使用し、オーディオインターフェースを介して接続することで、クリアな音声を配信できます。

また、PC内部のファンノイズやキーボードのタイピング音を拾わないよう、マイクの指向性や配置にも注意が必要。

OBS Studioのノイズ抑制フィルターやノイズゲートを適切に設定することで、配信音声の品質を大幅に向上させられます。

配信用照明環境

顔出し配信を行う場合、照明環境が配信の印象を大きく左右します。

リングライトやソフトボックスを使用することで、顔全体を均一に照らし、プロフェッショナルな印象を与えられるわけです。

照明の色温度は5000K〜6500Kの昼光色が自然な肌色を再現でき、視聴者に好印象を与えます。

背景にもこだわることで、配信の雰囲気を演出できます。

グリーンバックを使用したクロマキー合成や、LEDテープライトによる間接照明など、配信スタイルに合わせた環境構築が視聴者の定着率向上につながるでしょう。

配信用PCのメンテナンス

配信用PCのメンテナンス

定期的な清掃の重要性

配信用PCは長時間稼働するため、内部にホコリが蓄積しやすくなります。

ホコリがCPUクーラーやグラフィックボードのヒートシンクに溜まると、冷却性能が低下し、温度上昇によるサーマルスロットリングが発生してしまいますよね。

月に1回程度、エアダスターを使用してPC内部を清掃することで、冷却性能を維持できます。

特にグラフィックボードのファンやヒートシンクは、ホコリが溜まりやすい部分。

配信中にGPU温度が異常に上昇する場合は、清掃不足が原因の可能性が高いため、定期的なメンテナンスを習慣化した方がいいでしょう。

ドライバーとソフトウェアの更新

グラフィックボードのドライバーは、定期的に更新されており、新しいゲームへの最適化やエンコーダー性能の改善が含まれています。

NVIDIAやAMDの公式サイトから最新ドライバーをダウンロードし、配信前に更新しておくことで、予期しないトラブルを回避できます。

OBS Studioなどの配信ソフトウェアも、定期的にアップデートが提供されており、新機能の追加やバグ修正が行われています。

ただし、配信直前のアップデートは避け、配信のない日に更新して動作確認を行うことが重要。

アップデート後に設定が初期化される場合もあるため、事前に設定をバックアップしておくと安心です。

システムの安定性確認

新しいPCを構築した後、または大規模なアップデートを行った後は、配信前に負荷テストを実施することが推奨されます。

ベンチマークソフトを使用してCPUとGPUに高負荷をかけ、温度やフレームレートの安定性を確認しましょう。

配信中にシステムが不安定になると、視聴者に迷惑をかけるだけでなく、配信者自身のストレスにもなってしまいますよね。

特に重要なのは、長時間の負荷テスト。

1〜2時間程度の連続負荷をかけて、温度上昇やフレームレートの低下がないかを確認することで、実際の配信環境での安定性を予測できます。

配信用PCの将来性

配信用PCの将来性

4K配信への移行可能性

本記事で推奨したスペック構成は、1440p配信を主目的としていますが、バランス重視構成以上であれば、将来的な4K配信への移行も視野に入れられます。

特にGeForce RTX5080以上のグラフィックボードを搭載している場合、4K 60fps配信も十分に実行可能。

ただし、4K配信には高速なインターネット回線が必須で、アップロード速度が最低でも30Mbps以上必要になります。

また、視聴者側の回線速度や再生環境も4Kに対応している必要があるため、現時点では1440p配信が最もバランスの取れた選択肢といえるでしょう。

新技術への対応

GeForce RTX 50シリーズとRadeon RX 90シリーズは、DLSS 4やFSR 4といった最新のアップスケーリング技術に対応しており、これらの技術は今後さらに進化していくことが予想されています。

特にAIを活用したフレーム生成技術は、実質的なフレームレートを2倍以上に向上させる効果があり、配信品質の向上に大きく貢献するわけです。

また、AV1コーデックの普及により、より低ビットレートで高画質な配信が可能になりつつあります。

配信プラットフォーム側のサポートも拡大しており、今後はAV1が配信の標準コーデックになる可能性が高いでしょう。

本記事で推奨したスペックは、これらの新技術に対応しているため、長期的な投資価値があります。

よくある質問

よくある質問

配信用PCとゲーミングPCの違いは何ですか

配信用PCは、ゲームプレイに加えてエンコード処理という追加タスクを同時実行する必要があるため、通常のゲーミングPCよりもCPUコア数やメモリ容量に余裕が必要です。

特に1440p配信では、グラフィックボードの性能だけでなく、CPUのマルチスレッド性能も重要になります。

通常のゲーミングPCが6コアで十分な場合でも、配信用PCでは8コア以上が推奨されるのはこのためです。

GPUエンコードとCPUエンコードはどちらが良いですか

GPUエンコード(NVENC/AMF)は、CPU負荷を抑えながら高品質な配信を実現できるため、ゲーム性能を優先する配信者に適しています。

一方、CPUエンコード(x264)は、ビットレートあたりの画質がGPUエンコードよりも優れていますが、CPU負荷が高くなるため、高性能なCPUが必要です。

1440p配信では、GPUエンコードを使用することで、ゲームとエンコードの負荷を分散させられるため、GPUエンコードが推奨されます。

メモリは32GBで足りますか

1440p配信では、32GBのメモリで多くの場合は十分ですが、複数のゲームを同時起動したり、配信中に動画編集を行ったりする場合は、64GBにアップグレードすることで余裕が生まれます。

特に最新のAAAタイトルはメモリ消費量が多く、ゲーム単体で12GB以上使用するケースもあるため、配信ソフトウェアやブラウザなどを含めると、32GBでは不足する可能性があります。

予算に余裕があれば、64GBを選択した方が長期的な安心感が得られるでしょう。

配信用PCの寿命はどのくらいですか

適切なメンテナンスを行えば、配信用PCは3〜5年程度は快適に使用できます。

ただし、ゲームの要求スペックは年々上昇しており、最新タイトルを最高設定で配信し続けるには、2〜3年ごとにグラフィックボードをアップグレードする必要があるかもしれません。

CPUやメモリは比較的長期間使用できるため、グラフィックボードのみを交換することで、コストを抑えながら性能を維持できます。

BTOパソコンのカスタマイズで優先すべきパーツは何ですか

BTOパソコンをカスタマイズする際は、グラフィックボード、CPU、メモリの3つを優先的に選定すべきです。

これらのパーツは配信品質に直結し、後からのアップグレードが困難または高コストになるためです。

一方、ストレージやCPUクーラーは比較的容易に交換できるため、初期構成では標準的なものを選択し、必要に応じて後から強化する戦略も有効でしょう。

特にグラフィックボードは、配信品質を左右する最重要パーツなので、予算の許す限り上位モデルを選択することをおすすめします。

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